「胸郭出口症候群」と診断されたが、改善しないアナタへ

こんにちは。joyplus.の溝端正和です。
今回は、病院で胸郭出口症候群と診断されたが症状がなかなか改善されない方に胸郭出口症候群の原因や改善方法についてお話していきたいと思います。基本的には保存療法で症状の軽減が可能な疾患になりますので、これからお話しする内容を見て頂き、トレーニングやストレッチ実践していただければと思っています。

胸郭出口症候群のセルフチェック方法

まずはセルフチェックの方法を行っていきましょう。

モーレイテスト 

前頚部(胸鎖乳突筋の後方)の斜角筋を指で押し、その際に腕に痛みやしびれなどの症状がでるか確認してください。斜角筋症候群の可能性が高いです。

ルーステスト 

肩、肘を90度の状態で、グーパーを繰り返し3分間続けて、腕に症状がでるか確認してください。肋鎖症候群、小胸筋症候群の可能性が高いです。

胸郭出口症候群の対処方法

胸郭出口症候群に対するストレッチとトレーニング

胸郭出口症候群の主な原因とされている小胸筋や斜角筋の柔軟性が低下することで、運動、感覚に深くかかわる神経、動脈が障害を受けるため、その筋に対して柔軟性獲得の為にリラクゼーションを行います。
また、肩甲骨や胸椎などの安定性が低下することで姿勢の乱れに繋がり症状が出やすくなるため、トレーニングも必要になってきます。

小胸筋のストレッチ 

1. 壁に伸ばしたい方の肘から手をつけます。 
2. 体をひねるように体重を前方にかけます。
3. 20秒から30秒キープします。呼吸は止めないようにしてください。
4. 肩の前から胸にかけて伸びている感覚が出るように伸ばしてください。

斜角筋のストレッチ 

1. 左手で右側頭部に手を当てる
2. 手の重みだけを利用してゆっくり横に倒します。
3. 20~30秒キープします。
4. 左手で右側頭部やや前方を押さえ、左斜め後に倒す。右側のやや前方の筋肉をゆっくり伸ばします。
5. 20~30秒キープします。
6. 反対側も同様に行います。

姿勢改善トレーニング

円背姿勢や猫背などの不良姿勢では、肩甲骨や胸郭の安定性が低下している状態であり、肩甲骨や頚椎の可動性の低下に繋がり、胸郭出口症候群の症状の悪化を助長します。
この不良姿勢に対して肩甲骨や胸郭のトレーニングを行います。

タオルラットプルダウン 

1. タオルを肩幅より広めに持ちます。
2. 脚を肩幅程度に広げて立ちます。
3. 背筋を伸ばして腹筋に力を入れます。
4. タオルを左右に引っ張り合いながら持ちます。
5. タオルを持った手を頭の上から背面に回します。
6. 肩甲骨を意識しながらゆっくりと手を下ろしていきます。
7. 15回×2~3セットを目安に行う

僧帽筋・肩甲挙筋トレーニング 

1. 立位もしくは座位で行います。
2. 胸を張り、肩甲骨を少し寄せた状態を作ります。
3. 両肩をすくめるように挙上します。
4. 20回×2~3セットを目安に行ってください。

胸郭出口症候群とは 

胸郭出口症候群とは、上腕や肩の運動、感覚に深く関わる神経、動脈が障害を受け、肩、腕、手のしびれや痛み、手の動かしにくさなどを自覚するようになる状態です。肩こりとして自覚されることもあります。胸郭出口症候群はなで肩の女性に多くみられますが、筋肉を鍛えた男性に発症するタイプもあります。発症には日常生活に関連した動作にも関与していることから、規則正しい健康的な生活スタイルを確立することが重要と言われています。自覚症状が強いにも関わらず、周囲に理解されにくく、当事者が困惑することもある病気のひとつです。

胸郭出口症候群の症状とは 

つり革につかまる時や、物干しの時のように腕を挙げる動作で上肢のしびれや肩や腕、肩甲骨周囲の痛みが生じます。また、前腕内側と手の小指側に沿ってうずくような、ときには刺すような痛みと、しびれ感、ビリビリ感などの感覚障害に加え、手の握力低下と細かい動作がしにくいなどの運動麻痺の症状があります。
手指の運動障害や握力低下のある例では、手内筋の萎縮により手の甲の骨の間がへこみ、手のひらの小指側のもりあがりである小指球筋がやせてきます。
動脈が圧迫されると、上肢の血行が悪くなって腕は白っぽくなり、痛みが生じます。静脈が圧迫されると、手・腕は血のもどりが悪くなり青紫色になります

胸郭出口症候群の3つの分類 

胸郭出口には3か所の物理的に狭い空間が存在し、神経や動脈が圧迫されることで発症します。発症部位により3つの分類に分けられています。

斜角筋症候群

胸郭出口症候群のうち、首の前斜角筋と中斜角筋の間を通る腕神経叢や鎖骨下動脈が圧迫されて頚肩腕痛や痺れを出すものを斜角筋症候群と呼びます。30歳代の女性で腕を使う職業の方に多くみられます。
上を向いたときに痛みや痺れなどの症状が誘発されやすいですが、頚椎ヘルニアや椎間板症候群でも同じく症状が誘発されるので正確な鑑別が必要となります。

肋鎖症候群

胸郭出口症候群のうち、肋骨と鎖骨の間で神経や動脈、静脈が圧迫、絞扼されて頚肩腕痛や痺れを出すものを肋鎖症候群と呼びます。重い物を持ったり、カバンやリュックを掛けたり背負ったりした時などに手の冷感などの循環不全、手のしびれや痛み、脱力感などの症状が誘発されます。

小胸筋症候群(過外転症候群)

胸郭出口症候群のうち、胸の小胸筋の下を通る神経や血管が圧迫、絞扼され頚肩腕痛や痺れを出すものを小胸筋症候群と呼びます。菱形筋など肩甲骨をうまく使えない方やデスクワークの方、筋力トレーニングや力仕事で胸部はよく鍛えられているが背中はあまり鍛えないなどの方は小胸筋が緊張し過ぎてしまい発症しやすいです。

胸郭出口症候群の改善ストレッチ・トレーニングを実践しましょう。

今回は胸郭出口症候群の原因や病態からストレッチ・トレーニングまでをお話ししましたがいかがだったでしょうか? なで肩の女性に多くみられますが、筋肉を鍛えた男性に発症するタイプもあります。発症には日常生活に関連した動作にも関与していることから、規則正しい健康的な生活スタイルを確立することが重要といわれています。日頃からストレッチやトレーニングを行い症状の出にくい体づくりを行いましょう。

参考資料

胸郭出口症候群の基本情報   
胸郭出口症候群とは(症状・原因・治療など)|ドクターズ …

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