アキレス腱が痛い|アキレス腱炎・周囲炎の原因と改善方法

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こんにちは。joyplus.の溝端正和です。

今回は、アキレス腱炎・周囲炎についてお話していきたいと思います。

アキレス腱はふくらはぎの筋肉が収束して踵の骨に付着します。

つま先立ちや歩く、走る、階段を上るなどの日常の動作により負担をかける場所で運動時の痛みが主な症状で、アキレス腱の踵骨(かかとの骨)付着部より2~5cm以内に痛みが生じ、周囲に熱感、腫脹が見られることもあります。

アキレス腱炎・周囲炎はふくらはぎの柔軟性と筋力強化、足部のアライメントを改善することで症状を緩和できます。この記事を読み進めていただくと、原因・改善方法などが知ることが出来ますので皆様最後までお付き合いいただきますようお願いします。

アキレス腱炎・周囲炎とは 

アキレス腱炎はふくらはぎの筋肉と踵骨との間にある結合組織、腱における損傷を特徴とした疾患です。

アキレス腱炎はランナーの人に最も頻繁に認められ、特に急激に負荷が強くなった時に発症することが多いです。

また、ランナーだけでなく中年のスポーツ愛好家(テニスやバスケットボール)の方にも多く見られます。また普段は体を動かす習慣がない人にも発症することもあります。

アキレス腱周囲炎は、アキレス腱に繰り返し負荷がかかることにより、パラテノンや脂肪組織に炎症が生じ、肥厚や癒着をすることで痛みを引き起こします。

特徴的な症状としては、運動時、アキレス腱に痛みがあり、圧痛がでます。状態が悪化すると運動後にも痛みが持続します。

通常アキレス腱は1トンまでの負荷にも耐えうるほどの強靭な腱ですが、 繰り返し負荷がかかることでアキレス腱周囲炎が進行し、微細損傷(アキレス腱炎)を引き起こします。

さらに変性が進むと腱の断裂(アキレス腱断裂)に至る場合もあります。

アキレス腱炎・周囲炎の症状

アキレス腱やその周囲に炎症が生じた状態であるため、炎症に関連した症状が生じます。


具体的には、アキレス腱周囲の痛みや圧痛、腫れ、熱感、発赤などの症状が挙げられます。こうした症状は、歩く、走る、階段を上るなどの運動に伴って起こりやすいです。

また、アキレス腱周囲炎を生じることで、ギスギスときしむような感覚を覚えたり、重症の例では音が鳴ったりすることもあります。


アキレス腱炎や周囲炎による痛みを放置すると、ちょっとした日常動作に関連して痛みが引き起こされ、日常生活に支障をきたすこともあります。

アキレス腱炎・周囲炎の原因

アキレス腱炎・周囲炎は、アキレス腱に繰り返し負荷がかかることが原因で発症します。


足首は多くの体重がかかる部位で、走ったり、ジャンプするなどの動作で体をわずかにねじる癖があったり、骨盤が左右にブレたりすることでアキレス腱周囲が過度に引っ張られます。

普段はあまり運動をしないのに突然運動をしたり、普段から運動をしていても限界以上の運動負荷を強くかけたりするなどの状況で生じやすいですが、日常動作で発症する方も少なくないです。

また、偏平足の方、底のすりへった靴などを履いている方などもアキレス腱周囲炎を発症しやすいと考えられています。


このような動作が繰り返されるとアキレス腱周囲に過剰な負担が生じ、炎症が引き起こされ、結果としてアキレス腱炎や周囲炎を発症します。

アキレス腱炎・周囲炎になりやすい人

□普段あまり運動をされない方が突然運動をした時
□普段から運動をされている方でも限界以上の運動負荷をかけ続けた時
□体の使い方に癖のある方
□扁平足(へんぺいそく)の方
□底のすり減った靴などを履いている方

アキレス腱炎・周囲炎のチェック方法

アキレス腱の炎症(圧痛や腫れ、熱感等)を確認し、足首を動かして圧痛の場所が移動するか確認します。痛みの場所が移動するとアキレス腱炎、移動しなければアキレス腱周囲炎が疑われます。 


当整骨院ではまず超音波エコーでアキレス腱の状態を確認していきます。 アキレス腱周囲の肥厚や炎症が有無、アキレス腱の線維に微細な損傷がないかなどを調べます。 

アキレス腱炎・周囲炎の対処方法

アキレス腱周囲炎では、炎症が生じている急性期には局所の安静を保つことが大切です。


袋に詰めた氷などを使って局所を冷やし、消炎鎮痛剤などで炎症を抑えることも大切です。症状が続く場合には、局所へのステロイド注射も検討されます。


また、ランニングや長時間のウォーキングなどを行っている場合は、局所の安静を保つために一時的に休息することが必要です。

急性期の炎症症状が落ち着き、痛みが軽減したら徐々に運動負荷をあげていきます。

ストレッチや筋力トレーニング、正しいフォームで走る、自分の足にあった靴を使用する、テーピングやインソールの使用などの対策も大切です。こうした観点は、再発を防止するためにも重要といえます。


治療せず放置してしまうと、症状が悪化し治療経過が数か月に渡ることもあります。そのため、痛みを自覚した早い段階で医療機関の受診を検討し、治療を継続することが大切です。

アキレス腱炎・周囲炎に対するストレッチとトレーニング

アキレス腱炎・周囲炎の主な原因とされている下腿三頭筋の柔軟性が低下することで、踵骨との間にある結合組織、腱における損傷を受けるため、その筋に対して柔軟性獲得の為にリラクゼーションを行います。


また、足部のアーチの低下や下腿三頭筋の筋力低下により運動の負荷に耐えることが出来なくなり、症状が出やすくなるため、トレーニングも必要になってきます。

下腿三頭筋のストレッチ 

1. 壁に両手をつきストレッチする方の足をます。 
2. 前方へ踏み込みストレッチ感が感じられたらそこでキープします。
3. 20秒から30秒キープします。呼吸は止めないようにしてください。
4. 反動はつけないように伸ばしてください。

カーフレイズ 

1. 壁やバーの前に立ち両足を肩幅程度に開きます。
2. 壁やバーに軽く手を添えて体を支えながら、かかとをゆっくり上げます。
3. かかとが上がりきったら、かかとをゆっくりと地面ギリギリまで下げます。
4. 2と3の動作を繰り返します。
5. 10回×2~3セットを目安に行う。

タオルギャザー 

1. 座位で行います。
2. 床にタオルを敷き足の指で手繰り寄せます。
3. 膝を外側に向けないように注意してください。
4. 3回×2~3セットを目安に行ってください。

アキレス腱炎・周囲炎の症状を緩和しましょう。

さて今回はアキレス腱炎・周囲炎の原因や病態からストレッチ・トレーニングまでをお話ししましたがいかがだったでしょうか?


発症には歩く、走る、階段を上るなどの日常生活や運動に関連した動作にも関与していることから、日頃からストレッチやトレーニングを行い症状の出にくい体づくりを行いましょう。

参考資料

 
スポーツ整形外科の主な疾患:アキレス腱炎 – 東邦大学

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