あなたのお子様はしゃがめますか?しゃがめない原因を膝の専門整骨院院長が解説 

こんにちは。 joyplus.鍼灸整骨院の福永です。

当院には小学校や中学校の先生も多く来られるのですが、ここ数年でさらにしゃがめない子供が増えているといった声をよく聞きます。

実際に来院される小、中学生のほとんどの方がしゃがむ事ができないのが実情です。
今回は、その原因について解説していきたいと思います。

生活様式の変化

現在の生活様式は私達大人が子供の頃と比べると大きく変化しています。

昭和の時代では和式トイレが多く毎日しゃがみこむ動作を行っていました。

家には畳の部屋があり日常生活の中で深くしゃがむ、正座をするといった動作があり意識せずとも自然にストレッチや筋肉の収縮が行われていました。

現在では和式トイレを使った事のない子供の方が多く、椅子と机の西洋式の生活に変化しています。

近所の公園や学校のグランドからは様々な遊具が危険であると撤去され、本来であれば遊びの中で学習していた体の使い方、体の柔軟性の低下なども指摘されています。

昭和の遊具【資料映像】昭和の小学校校庭の遊具

中学生の時期が孑供の成長期のピーク.

中学生の時期に身長が最も伸びる時期であると言われています。

1年間で10㎝以上のびる子供もおられます。この成長スピードに筋肉、腱、靭帯などの組織の成長が追い付かず、無理に組織が引き延ばされ硬くなってしまい柔軟性を失ってしまうのです。

さらに、部活動により小学生と比べて急に運動量が上がる為、筋肉や関節へのストレスが大きくなりより硬くなっていく悪循環に陥ります。

しゃがめない原因を生み出す関節

しゃがむ動作にはいくつかの関節が関わってきます。
特に重要なのが、

①背骨 

②股関節 

③ひざ関節 

④足首
の4つになります。

これらの関節が固まってしまってしまうとしゃがむ事ができません。

①背骨

背骨を丸める動作ができない、丸め方がわからない為に、お尻を後ろに突き出したり力みすぎてしゃがめないなどの障害が起こってきます。

②股関節

股関節を深く曲げた事が無い為、股関節を折り込む感覚がわからず股関節が詰まってしまい深く曲げる事ができない。

③ひざ関節

ひざの力を抜く感覚がわからない為、無理に力みが入りひざだけ前にでてしまい重心がうまく取れなくなります。

④足首

ふくらはぎの筋肉だけでなくスネの筋肉やアキレス腱が硬くなることによって関節が詰まる、上手く曲げることができなくなります。

しゃがめない原因を生み出す筋肉

先ほどの関節の動きを悪くしてしまう原因として重要になってくる筋肉があります。

①おなかの筋肉(腹直筋)

②太もも前の筋肉(大腿四頭筋)

③スネの筋肉(前脛骨筋) 

④背中の筋肉(広背筋) 

⑤お尻の筋肉(大殿筋、中殿筋) 

⑥太もも外の筋肉(大腿筋膜張筋、腸脛靭帯)です。

①おなかの筋肉(腹直筋)が硬くなると・・・

背骨を上手く曲げる、反らす動作ができない

②太もも前の筋肉(大腿四頭筋)が硬くなると・・・

しゃがんだ際にひざが前にでてしまい踵が浮いてしまう

③スネの筋肉(前脛骨筋)が硬くなると・・・

つま先があがってしまい後ろに倒れてしまう。足首が上手く曲がらない。

④背中の筋肉(広背筋)が硬くなると・・・

背中を丸める事ができないためバランスを保てない

⑤お尻の筋肉(大殿筋、中殿筋)が硬くなると・・・

股関節が詰まってしまい内股になる。バランスが取れず後ろに倒れてしまう

⑥太もも外の筋肉(大腿筋膜張筋、腸脛靭帯)が硬くなると・・・

お尻の筋肉同様に股関節が詰まってしまい内股になる。バランスが取れず後ろに倒れてしまう

しゃがむ際に必要な筋肉

今まで何気なく行っているしゃがむ動作にはこのような筋肉を使っています。

①股関節のつけね(大腰筋) 

②みぞおち(横隔膜) 

③太ももの裏側(ハムストリングス) 

④太ももの内側(内転筋群) 

⑤ひざの裏(膝窩筋) 

⑥スネの内側(後脛骨筋) 

⑦スネの外側(長腓骨筋)などの筋肉です。

このすべてが硬くなってしまい、しゃがめない方もおられれば、②みぞおち(横隔膜)を使えるようにするだけでしゃがめるようになるなどパターンは様々です。

このようにしゃがめない原因が必ずある為、その原因となっている筋肉を見つけまずは緩める、その後しゃがむ為に必要な筋肉を使えるようにしてあげる事でしゃがむ事が出来るようになります。

しゃがめない原因を体が硬いだけで済ませてはダメ

2014年4月30日に文部科学省が「学校保健安全法の一部改正」に基づいて「運動器等に関する検査を必須項目に追加し2016年4月1日より運動器検診が行わています。

その中でも今回お話させて頂いた「しゃがみ込みテスト」といったものが取り入られ柔軟性のチェックが行われており、

今はクラスの一人二人だけの話では無く、年々柔軟性低下が認められる方が増えています。


そんな状態で部活動やスポーツを続けてしまう事が多くのケガの原因となっています。


昭和の時代のような遊具や遊びが戻ることはなく、新しいゲームやスマホ、タブレットの普及によりどんどん硬くなってしまう大事なお子様の関節や筋肉を今一度確認してあげる必要があるかもしれません。

しゃがめない子供たち

部活動や様々なスクールでもストレッチを行うところ、まったく行わないところと様々です。


部活動でのストレッチだけでは時間的にも足りず、有効なやり方を教わってない場合もあります。

今までに足首や太もものストレッチは試された方もおられるかもしれませんが、

今回最初にお話した①背骨②股関節③ひざ関節④足首の4つの関節を使い、

尚且つ①股関節のつけね(大腰筋)②みぞおち(横隔膜)③太ももの裏側(ハムストリングス)④太ももの内側(内転筋群)⑤ひざの裏(膝窩筋)⑥スネの内側(後脛骨筋)⑦スネの外側(長腓骨筋)

この筋肉を活性化させる簡単エクササイズのやり方について次回はお届けしたいと思います。

ご不明な点やご質問等あればLINEやメールでお問い合わせ頂ければ可能な限りお答えさせて頂きます。

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