ギックリ腰で困ったときの対処法をお教えします!
次のような症状はありませんか?
荷物を持ち上げた時にグキッときて・・・
その日は痛くなかったんだけど次の日から痛くて・・・
しばらく何ともなかったのに椅子から立ち上がった時に急に・・・
しばらく何ともなかったのに椅子から立ち上がった時に急に・・・
その場で起こる痛み、または後から現れる疲労感からくる痛み。これらはどちらもぎっくり腰に分類されることがあります。
私はjoyplus.鍼灸整骨院で鍼灸師をしています。年間2000人の患者さんを診ていおり、先日私自身も引越しを済ませました。
今回は、自分でもできるように、ぎっくり腰の解消法を詳しく解説していきます。
また、私自身の引っ越しで感じた “ぎっくり腰の前兆 “と “その時にやったこと “も書いていきます。ですので、必ず最後までお読みください。
ギックリ腰対処法を3つご紹介!
まずは軽いギックリ腰の、1分でできる簡単な改善策をご紹介します。本当に簡単なものを紹介しますので、ぜひ一緒に試してみてください。
※症状によっては悪化したり、別の怪我をする危険性がありますのでご注意ください。今回ご紹介したもののうち、極端に痛みが出るような運動は避けてください。
膝裏マッサージ
膝の裏を約30秒かけて丁寧にマッサージします。力加減は、痛みを感じるほどの強さではなく、心地よい優しい力加減で行います。
強すぎる力は、膝の部分の筋肉や血管を傷つけてしまう可能性があるので注意しましょう。
行う時間は、30秒程で十分です。
首の前後倒し体操
首を心地よい程度に30秒前後に倒してください。もし、この動作中に痛みを感じるようであれば、無理をせず痛くない範囲で止めましょう。
椅子に座っての足上げ体操
椅子に座った状態で、骨盤が後ろに倒れないように注意します。その状態から30秒程度、脚を上げ下げしてください。脚を上げる際に骨盤が後ろに倒れてしまわないよう、ご注意ください。
ギックリ腰はなぜ起こる?
ギックリ腰なぜ起こるか分かりますか?
詳しいことは分からないのですが、腰に力を入れたときが多い気がします。
はい、それがひとつの要因です。ぎっくり腰は、背骨付近の捻挫とも言えます。つまり、力を入れたときや姿勢が悪いときなど、腰に外力が加わると痛むものです。
え、じゃあ力を入れてなくても前屈みになるだけでぎっくり腰になることもあるんですか!?
そうなんです!先日、私が引っ越し作業をしていた際にも前に屈んだ瞬間にギクッと来そうになる経験をしました。
ギックリ腰は捻挫!?
捻挫ってそもそも何ですか?
捻挫は、骨と骨をつないで固定している靭帯や、関節を包んでいる袋(関節包)を損傷する怪我です。
靭帯?を痛める!?
靭帯損傷でよく耳にするのが、多くの人が容易に想像できる足首の捻挫です。
スポーツやウォーキングの際、何かにつまづいて足首をひねった場合、靭帯が伸びたり部分的に切れたりすることがあります。
捻挫は、関節に無理な力が加わることで起こります。
腰の場合、足や股関節の周りの筋肉が硬くなり、前屈やひねりの動作が背骨の関節に加わることで捻挫が発生します。
季節の変わり目には、様々なケガに悩まされる方が多くいらっしゃいます。
当院でも、腰の不調を訴える方を多く見かけます。
このような方の多くは、普段から体が硬く、疲労が蓄積しており、関節に負荷がかかりやすい状態になっています。
引っ越しなどの慣れない重労働をすれば、どうなるかは容易に想像がつきますね。
冷えによるギックリ腰のリスク
最近、冷え込んできたのもあってか荷ほどきなどの作業中余計にぎっくり腰になりそうで怖いんです。冷えとギックリ腰って関係あるんですか?
ギックリ腰と冷え性の関連性は、決して低くはありません。体が冷えて硬くなると、股関節や骨盤の動きが制限され腰に負担がかかります。これがギックリ腰の原因になるのです。
股関節の動きがどうして腰に影響を?
股関節の動きが制限されると、骨盤を使った前屈ができなくなります。その結果、背骨を丸めた状態で前屈を行うことになります。
逆にこの時、股関節の動きが制限されていないと骨盤がしっかりと前に傾き背骨が真っ直ぐなまま前屈をすることが出来るようになります。
この骨盤の動きがあるかないかで腰にかかる負担が変わってくるわけです。
以上のように、
ギックリ腰は冷えや体のこわばりが原因で起こる、とても身近な症状です。
冒頭で説明したように、ギックリ腰をしない体の作り方を知り予防策を講じることで、ギックリ腰を起こしにくい体作り、起こしても悪化させない体作りを身につけることが大切です。
日常的な予防方法
ぎっくり腰は日々のちょっとした習慣から予防することが出来ます。
例えば、椅子から正しく立ち上がることが効果的です。
立ち上がるときは、股関節を意識します。
股関節は上半身と下半身をつなぐ大切な関節です。
股関節をしっかり動かしながら立ち上がることで、骨盤が前傾し、腰椎(腰の背骨)の動きを最小限に抑えることができます。
これにより、腰への負担がかなり軽減されます。
ぜひ試してみてください。
床から物を持ち上げるとき、次のような方法で持ち上げていませんか?
この姿勢は、腰に大きな負担がかかっていますこの負担を軽減する物の取り方を紹介します。
負担を少しでも軽減させる物の拾い方がコチラ↓
腰を痛めないようにするためには、日頃の生活習慣を注意し、より良いものに変えていくように心がけましょう。
今日から始められる習慣ばかりですので、ぜひ実践してみてください。
ぎっくり腰をきっちり予防!~快適な新生活を~
簡単なセルフケアと予防法を解説しました。若い方でも、ぎっくり腰になる可能性はあります。
少しでも疑問や不安を感じたら、ぜひ今日ご紹介した対策を試してみてください。
今回ご紹介した以外にも様々な対策がありますが、痛みが強く出るものは避け、自分ができること、できる強さで行うのが一番だと感じています。
これからますます寒さが厳しくなっていきます。自分の症状を理解し、適切なケアをしていきましょう。